5.避難文字
パーテーションは、集合住宅の3階部分以上で2方向避難を可能にするための ものです。避難は玄関および非常階段または避難ハシゴ等で行われます。パーテーションが避難経路上にある場合は、それに至る方向をパーテーションに表示す る必要があります。
A べランダ間仕切りパーテーション の使い方(非常時の避難方法)
1.パーテーションってナニ?
1. 集合住宅のベランダには、隣戸との境に”パーテーション”と呼ばれる「間仕切り板」が設置されています。 (一般的にアルミ枠にスレート板がはめ込まれています) 2. 非常時にはパーテーションが避難口となります。 (玄関から避難できない場合に使用されます。) |
2.使い方
割れた状態 | ||
- 避難するには、まずパーテーションの下側のボードを手や足で打ち破ります
《こぶしで強く打つ》又は《つま先で強くける》
1~2回でヒビが入り→2~3回で割れます。〈写真による〉 - ボードを人が通れる大きさまで割ったら、そこをくぐり抜けて隣戸へ脱出して下さい。
= ご 注 意 =
* 脱出まで10~30 秒かかりますが、落ち着いて行動してください。
1回で割れなくても、2回 3回と繰り返してください。
* 隣戸の安全を良く確認してから脱出してください。
* ケガ防止のため、手の甲やつま先をハンカチやスリッパで防護ください。
* 子供の力では打ち破れない場合があります。
3. 避難方向はどっち?
『ベランダの左右にパーテー ションがある場合、どちらの方向に避難してもよいのですか?』
(1) “非常の時は、ここを破って隣戸へ避難できます”と表示されている方向へ 避難できます。
(避難する方向に、非常口や避難はしごがあります。) 〈表示 A〉
(2) この表示がない方向には、非常口等がありません。 〈表示 B〉
= ご 注 意 =
* いざという時に戸惑わないよう、確かめておいてください。
4.日常の留意点は?
(1) “ここに物を置かないで下さい”と表示されている場合は、非常時に隣戸か ら人が避難してきますので、植木鉢や収納庫をパーテーションの前に置かないでください。
(2) 誤ってボードを割ってしまった場合。
プラスチック板やベニヤ板で補修しますと、避難できなくなります。
打ち破り可能な無石綿スレート板を使用してください。
B 避難文字の種類
= ご 注 意 =
* 文字は、シルク印刷です。文字色=黒 (暗色の塗装面は白文字とする)
* 文字の種類は、英文等もあります。(オプション)
* 文字の種類と方向 A・B の選定は、地域消防署の確認を要します。完成後に文字を訂正することは困難です。事前に十分な確認が必要です。
* 文字は、パーテーションの下面 中ザンから150mm下がった位置となり ます。
また、A文字はパーテーションの表側(ブラケットの無い方)に印刷します。
* ステッカー(市販品)による表示も可能です(オプション)が、経年変化で はがれる可能性があります。
C 中ザンの位置
避難上の必要から、地域消防署によってはパーテーションの下側開口を定めている場合があります。
(所轄の消防署にお問い合わせください。)
避難口の寸法
A…600mm以上必要 (MIN.W=680) B…900mm以上必要 但し、松戸地区は B…1200mm。 |
= ご 注 意 =
* 当社標準B寸法
スリム-L,M,H … 903mm
スリム-BL … 905mm
* A寸法が600mm取れな い場合の対策もありますので、ご相談ください。